このページでは、当事務所に関する詳細な情報を掲載しています。

サイト名に込めた思い

私が標榜する乗越スケダチオフィスは、実は事務所の名前ではありません。

どうして「スケダチオフィス」なのかというと、お客様の力にほんの一押し力添えをするような行政書士でありたいからです。
許認可を取得するときの主役は私たち行政書士ではありません。お客様自身です。お客様自身が思い描く事業を法令の規制を考慮したうえで具体的にするのが私たちの仕事です。お客様が主体的に考え、行動し、許認可の取得と維持を行うことが大切だと思っています。
行政書士が積極的に口出しをするのではなく、お客様が主体的に考えながら行動し、一人では超えることができない壁を一緒に乗り越えるときに、行き詰ってしまいどうにもこうにもならないそんなときに頼っていただける事務所であり続けるために不断の努力を続けていくという思いをこのサイト名に託しています。

許認可の取得はあくまでもスタートに過ぎません。
取得した許認可は、お客様がご自身の実力で取得し、維持・発展させていくものだと考えています。
そのため、私たちは、お客様にとって不必要な許認可や事業規模に見合わない許認可を取らせたり、要件を満たせない許認可を無理をして(時には法に違背して)取得することはいたしません。
お客様自身が持つ力を最大限に活かせるように、適法にこれからもスケダチさせていただきます。

事務所の理念その他考え方

所訓

【三乗】
の作用(そうじょうのさよう)
法の組織(じょうほうのそしき)
逆境の越(ぎゃっきょうのじょうえつ)

私たちの使命

目先の利益よりも信用を大切にする事務所になること

 私たちは、目先の利益よりもお客様との関係性やお客様からの信用を大切にいたします。お客様にうそをついたり、お客様をだますような信用を損なうようなことはいたしません。

お客様の成長を後押しすることができる事務所になること

 私たちは、自分だけが豊かになればいいという利己的な考えをもって行動いたしません。私たちの仕事は、お客様あってのものであり、関わりを持った以上、お客様自身も質実ともに豊かになれるように私たちにできることを精一杯、誠実に行います。

日本全国に名が知れ渡る一番大きな事務所にする

 私たちと関わった方が自慢したくなるような日本全国にその名が知られた一番大きな事務所にします。

仕事への考え方・向き合い方について

仕事への考え方①
「1円でも生じた仕事に貴賤なし」

至極当たり前ではありますが、当事務所が意識しているのは「1円でも生じた仕事に貴賤はなし」ということです。
行政書士が取り扱う業務には、数千円のものから数百万円、それ以上の報酬を得るような仕事も存在します。

我々行政書士の中には、ついつい数万円の請求書を切ることに慣れてしまい、単価の低い案件(数千円ほどの案件)を忌避したり少し下に見る傾向がると私は考えています。

しかし、その数千円であっても事業者様であれば必死の営業活動が実を結び受注を受けた案件の利益の一部かもしれませんし、個人の方でお勤めであればお給料の一部かもしれません。これから事業を始めたい方であれば必死にためた貯金や融資の一部かもしれません。私たち行政書士は、その一部をお手伝いして報酬をいただく以上、その金額によらず平等に、大切に取り扱うべきだと考えています。

決して安くない行政書士への報酬を納得して気持ちよくお支払いいただけるように仕事のクオリティの向上に努めてまいります。

仕事への考え方②
「あなたもわたしもみんなが笑顔になれる嬉しくなる仕事をする」

当事務所にとって仕事は、自分も満たされて同時に相手をも満たすことができるものでなくてはならないと考えています。
誰も得をしない仕事、法令の穴を突いたり、規定を悪用するような仕事、誰かが悲しくなるような仕事、わくわくできない仕事はいたしません。

仕事への考え方③
「市場の流行によらずお困りごとを引き受け救い続ける」

当事務所は、他の行政書士事務所よりも高い受任率を信頼の証と考えています。
お客様のお困りごとが、行政書士として適法に行えるものである限り、報酬や工程などにはこだわらずに受任いたします。
お困りのお客様がいる限り、お客様が必要とされている限りは力になる努力をします。
ただし、「やりたくないな」と思った案件や違法状態を後出し的に回復しようとするようなご相談についてはお断りいたします。
お金に関して口出しの多い方や無料での対応を求める方、料金交渉をしてくる方についてはその時点で対応しません。

仕事への考え方④
お互いが嬉しくなる気持ちの良い取引を

私は、行政書士としての使命を「官公署に提出する書類における法的なリスクを極力排除し、依頼者の要望を実現するための手続きの安全を確保し、その実現を期すること」であると考えています。
行政書士として法令に精通することは、法令の抜け道を見つけ、不当に許認可等を得るものではなく、依頼者の要望を適法に実現するために行うものであり、また手続きの安全を確保するためのものです。
これらのことを念頭に置いて、これからも基本を忠実に守り、安全にお客様の要望の実現をクリアすることを目指してまいります。

事務所の在り方などに関する考え方

組織づくりへの考え方

・時代の変化にしなやかに順応し、クライアント様と長くお付き合いしていただける柔軟強固な組織をつくります。
→時代の変化の流れは急流のごとく速いものとなっています。時代の変化と同様に価値観や社会通念もうつろいやすいものとなっています。これらの変化に絶えず柔軟に順応し、改善し、強固な組織体制を整えクライアント様に10年、50年、100年先もお付き合いいただけるそんな組織を整えます。

・人を重要な資本と位置付け働きやすく定着してもらえる組織をつくります。
→働いていただく人は重要な資本です。かの武田信玄も「人は城、人は石垣、人は堀」といいました。どれだけ優れたマシーンがあっても、サービスがあってもそれを支え、クライアント様に届ける人が居なければ成り立ちません。仕事も一緒です。人が居なければ首が回らず売り上げを伸ばすこともできません。人に支払うお金よりも人がいない間の機会損失のほうが大きいと考えています。そこで当事務所は、職員の働きやすさを重視し、「長くここで働きたいな」と思っていただける環境を整えます。

・協力協調を基調とした掛け算の組織をつくります。
→当事務所にはヒーローは必要ありません。優れた1人を優遇し負担を押し付けるのではなく、個々に役割を付与し、与えられた役割を効率的にこなす人たちの相互補完により成り立つ組織を作ります。掛け算の組織のデメリットは「すべての職員がそれぞれの機能を発揮しないと、組織の機能発揮はできずゼロになる」という点です。しかし、そのような事態を防ぐためにもこの掛け算の組織を意識した制度設計を進めてまいります。

職場づくりへの考え方

・子どもは国の宝であることに鑑み、子育て世帯の働きやすい職場づくりを事業の一環と捉え、絶えず改善を行います。
・人は事業の宝であることに鑑み、職員の鋭気を養うため趣味や休養その他の休みやすい制度を導入し、絶えず改善を行います。
・現場を知る職員は改善の宝庫です。その意見を積極的に取り入れ、職場環境の改善に努めます。
・職員の個別ニーズについても傾聴し、取り入れることができる部分については積極的に進取いたします。
・職員の個性に着眼を持ち、本人の希望は含め個々の特性や性格、人間性、能力に応じて適性な職域に配置いたします。

教育や能力開発への考え方

・職員個人を当事務所の事業における重要なインフラであるとの認識のもと絶えずその練度の維持向上のために必要な支出を惜しまずに行います。
・職員個人の能力の開発と練度の維持向上を事業の一環と位置付け絶えずその環境の整備と機会の確保に力を入れます。
・職員個人の意欲と適性、能力に応じ段階的な教育を行います。
・職員個人の意欲と能力に応じ、人事その他の部面での機会確保において性別、年齢、学歴、経験等にこだわらない均等な機会確保を徹底します。

職員の定着に向けた考え方

・職場以外での「あなた」も尊重します。
→お父さんとしての「あなた」、お母さんとしての「あなた」、旦那さんとしての「あなた」、奥さんとしての「あなた」、趣味を楽しむ「あなた」、どんな「あなた」も尊重します。あなたの大切な人から見た「あなた」も当事務所が大切にすべき「あなた」です。あなたらしく働ける環境を整えます。

・意欲のある職員については、専門的な研修等にも当事務所の負担で積極的に参加することができます。
→意欲のある方については、専門的な研修等にも当事務所の負担で能力開発の一環として積極的に参加できます。資格取得については、当事務所の所定の要件を満たした方について助成します。

・急な休みの言い出しづらさを解消します。
→自分の体調もしかり、ご家族の急な体調不良で当日の朝に休みの連絡をしないといけないときの言い出しづらさを解消します。
ひとりをみんなで助け合う組織づくりを行い、あなたをサポートします。
また「仕事行きたくないな」と思ったときも出勤時間をずらしたり、半休にしたり、融通を聞かせますのできちんと連絡をしやすい仕組みを導入します。

採用に関する考え方

当事務所の採用方針は、下記のとおりです。
・朗らかで人として温かく、自ら意欲的に学ぶことを楽しめる方を求めます。
・仕事に対する考え方を持っている方を求めます。
・人間的な魅力を持っている方を求めます。
・強い責任感を持って専心その与えられた職務を遂行できる方を求めます。
・自分の使命を自覚し、その期待に応えようと絶えず改善を行う方を求めます。
・自らの理想の姿を実現するために今できることを最大限に行える方を求めます。

・この街を愛する方を求めます。

行政書士という資格・制度・職務への考え方

行政書士は、官公署に提出する書類の作成や手続き代理を行う国家資格者として、社会の中で独自の役割を担っています。かつては「代書屋」と呼ばれることもありましたが、現代ではその存在意義が大きく変化しています。

複雑化する法制度と現実の手続きの間で、行政書士は単なる書類作成者ではなく、依頼者の目的を制度の中で実現する“実務の専門家”として機能しています。言い換えれば、制度と市民・事業者をつなぐ「翻訳者」であり、「ナビゲーター」です。

近年では電子申請やAIの普及により、単純な代行業務は自動化が進みつつあります。そうした中で、行政書士に求められるのは、依頼者の目標を達成するために制度をどう活かすかを設計する「戦略力」、他の士業や専門家と連携して問題を包括的に解決する「連携力」、そして法的リスクを見越した「先読み力」です。

また、行政書士は公的責任を負う士業であり、法令遵守と社会的信頼を土台とした倫理観が強く求められます。ただの“便利屋”ではなく、制度運用の信頼性を支える存在なのです。

行政書士とは、複雑の制度の森の中を依頼者の手を取り案内する、人と社会の可能性を広げる専門家。
依頼者の「こうしたい」を「できる」に変えるために存在する職業なのです。

行政書士の「シンカ」が問われる時代の到来

かつて「行政書士」という職業は、どちらかといえば“書類をつくる人”、いわゆる「代書屋」として見られることが多かったかもしれません。
しかし、DX化が進み、社会の制度が複雑になり、ビジネスや暮らしの中で求められる手続きの難易度が上がる今、私たち行政書士に求められる役割は確実に変わりつつあります。

もはや、ただ書類を作るだけでは足りない。
「どんな制度が適用され、どんなリスクがあり、どう進めるのが最も合理的か」という戦略を描き、実務レベルで意思決定を支える
そんな“シンカ”が、私たち行政書士には求められているのです。

◆ たとえば、こんな「シンカ」

・手続きの選択肢を整理し、最善ルートを提案するコンサルティング力
・他士業や行政との連携を含めた、全体設計の力
・単なる形式的な要件チェックではなく、リスクを先読みする力

これらはすべて、代書屋ではなく「実務のナビゲーター」としての行政書士に求められるスキルです。

◆ なぜ、今「シンカ」が必要なのか?

理由はシンプルです。
制度が複雑化し、ネットの情報があふれる現代では、「やり方が書いてある」ことと「正しくできる」ことはまったく別物だからです。

行政の窓口は一見親切そうに見えて、実は「個別具体の判断」には踏み込んでくれません。
ネットの情報は玉石混交で、ケースに合っていなければかえってリスクにもなります。

このような状況下では、書類を「ただ作る」のではなく、
“道を切り拓き、正しく導く存在”としての行政書士が、本当に必要とされているのです。

◆ 私たちは、書類を「つくる」のではなく、その先にある未来を「カタチ」にします

行政書士の本質は、「書類を通じて社会と人とをつなぎ、思いを実現させること」にあります。
許認可、登録、届出、契約書――その一つひとつが、依頼者の未来に直結しています。

だからこそ、私たちは“代書屋”では終わらない。
制度を読み解き、道筋を描き、最善の成果を届ける。
それが、行政書士という仕事の「シンカ」した姿なのです。

単なる「代書屋」か、「実務の専門家」か。
その違いは、依頼する側にとっても大きな意味を持ちます。

どうか、“ただの書類作成”だと侮らないでください。
そこには、あなたの未来を支えるための知恵と経験、そして責任が詰まっているのです。

行政書士に手数料を支払って依頼するメリットはどこにあるのか

「手数料を払ってまで専門家に頼む必要があるのかな…?」
そう考えたことがある方は、きっと少なくないと思います。私自身も、過去に車検や各種手続きをDIYでやってみて、何度も痛い目を見てきました。

「自分でもできそう」「手数料がもったいない」──
その気持ち、すごくよくわかります。私もまさにそう思って、挑戦しては失敗してきました。

でも実際には、専門外のことに取り組むと、思った以上に時間と手間がかかり、最終的には「最初から専門家にお願いしておけばよかった」と後悔することが多いのです。
さらに厄介なのが、「一見うまくいったように見えて、実は見落としがあって後からトラブルになる」ケース。こうなると、修正やリカバリーにさらにお金や時間がかかってしまいます。

当事務所の行政書士にご依頼いただくメリットは、まさにここにあります。
「あのとき、こうしておけばよかった…」という失敗のポイントを事前に回避し、法的なリスクをきちんとクリアしたうえで、最短・最適なルートで手続きを完了させることができるのです。

専門家への手数料は、安心と確実性への“先行投資”です。
決して「もったいないお金」ではありません。

「ちょっとだけ頑張って自分でやってみようかな…」と思ったときこそ、一度ご相談ください。
将来の手間や損失を未然に防ぐ、その一歩をお手伝いできれば幸いです。

お客様との関わり方について

当事務所は、お客様との関わり方について次のことを大切にしています。

・お客様のお話を真摯にお伺いすること。
・お客様の意向、おかれた状況を否定せずに尊重し、全力で向き合うこと。
・お客様が本当に必要とするものだけ、お客様にとって本当に必要なものだけをご提案すること。

・お客様が正しく理解し、正しく納得するまで、わかりやすい言葉で何度でもお伝えすること。
・一過性でなく一方通行でもない末永いお付き合いのできる関係性の構築をすること。

報酬をお支払いただくお客様自身が理解し、納得したうえでご依頼いただける環境を当事務所は提供させていただきます。